ターザンと失われた帝国
エドガー・ライス・バロウズ著/高橋豊訳
ターザンがワジリの戦士たちとともにキャンプの用意をしているところにやってきたのは旧友のフォン・ハーベン博士の一行だった。
話を聞いてみると、博士は行方不明になった息子の行方を探すのをターザンに協力してほしいということだった。
博士の息子エリッヒは考古学と古代語の専門家で、更には登山もプロ級の腕前だった。
しかし彼はウィラムワジ山の滅亡した民族の伝説に興味を持って探検に出かけたまま帰らないのだという。
その伝説はターザンも知っており、博士の願いを二つ返事で引き受けたが、例によって1人でウィラムワジ山に向かった。
一方エリッヒは目的地に近づくに連れポーターたちが伝説に対して恐れをなし、ネている間に1人置き去りにされて困っていたが、意を決して先へ進み、とうとう伝説の民族を発見していた。
しかしその民族は想像していたものとは大きく異なる歴史のエアポケットとでも言うようなものだった・・・。
別にオチではないので結論から言ってしまうと、その民族はローマ帝国の兵達がアフリカで街を作って当時のまま生き延びていたものなのだ。
しかも西ローマと東ローマの2つの陣営に別れ、交易と抗争を繰り返している。
ちうわけで本作のタイトルは「ターザンと失われてなかった帝国」が正しい(笑)
このアフリカのローマ帝国だが、1800年前からほとんど進歩しておらず、まさに当時のままのローマ文化を維持しているのが面白いところで、これまでのシリーズになかった読みどころの多い作品になっている。
ただしその弊害もあり、そこの人たちはもちろんローマ人(とその奴隷)なわけだが、当然全員ローマ時代と同じような名前であり、2つに別れたローマ帝国も西と東とは別に実にそれらしい名前になっている。
つまりはどれもものすごく似たような名前でややこしいのだ(汗)
しかも西と東それぞれにヒロインも1人ずつ出てくる(汗)
結果化夢宇留仁は地名と人名とその関わりが覚えにくく、中盤までなかなかの混乱に陥ることに(汗)
しかしそこはバロウズ、今回は古代とはいえ実在の文明が舞台だけあって、いつもにも増して様々なディテールが面白く、ラスト近くの盛り上がりも素晴らしいものだった。
そんな感じで大いに盛り上がったかと思ったら、最後は「デス・プルーフ」みたいにスパッと終わったのにも驚いた。
それはそれで気持ちよく終わっているのだが、あまりにも余韻がなさすぎる気もしないでもない。
もしかしたら次巻に続くのか???
20260114(mixi日記より)
20260202
ミツバチのささやき
ビクトル・エリセ監督
1940年頃のスペイン。カスティーリャ地方の小さな村に映画興行のトラックが到着し、子どもたちは大興奮。公民館の前で上映されたのは「フランケンシュタイン」だった。
養蜂家の父を持つイサベルとアナの姉妹は映画の興奮も冷めやらず、ベッドに入っても寝付けないでいた。妹のアナはイサベルになぜ怪物は少女を殺したのか、またなぜ怪物も殺されたのかと問うが、イサベルはその場しのぎに怪物は妖精だという説明をするが・・・。
高校の頃だったか、深夜放送か何かでやっていたのを録画して観て気に入り、その後も何度か観ていたがここ数十年は観る機会がなかったのをDVDを借りて再び観ることが出来た。
まず言っておくと意味不明な映画である(笑)
ストーリーやドラマツルギーというのもは本作にはほとんど存在しない。
しかしよくある意味不明な映画とは一線を画し、誰が観ても面白い映画である。
なぜかはさっぱりわからないが(汗)
スペイン内戦から続く政情不安の象徴的な表現が多いということだが、本作を観るのにそんなことは全く気にする必要は無い。
ただ当時のスペインの田舎町の素晴らしい画と主役の少女アナ(当時5歳)の美しさと自然すぎる演技(?)だけでも十分に満足できるのだ。
このストーリーと言えるものも希薄で淡々としている展開に、信じられないほど夢中にさせるオーラが全編に満たされているのはどういうことなのか。
また今回見直して本作の画がキューブリックのそれと似通ったところが多いのに気付いた。タイプライターまで打ってる(笑)
むしろキューブリックが本作を参考にした可能性もあるのかも???????
とにかくすごい映画なので、映画好きで未見の人は観てみてほしい。
ところで今回観てみて気になったのは、本作に登場する蒸気機関車の巨大さだった。
ほんとに驚くべき大きさで、怪獣みたい(汗)
当時のスペインを走っていた機関車のスペックを知りたい(笑)
20260116(mixi日記より)
20260204
わが青春のアルカディア
勝間田具治監督
航空探検家のファントム・F・ハーロックは、双翼の愛機アルカディア号でオーエンスタンレー山脈に挑むが、「スタンレーの魔女」と呼ばれる魔の山々が彼を阻む。
ハーロックは燃料をギリギリまで捨てて機体を軽くし、再び魔女に挑むが・・・。
それから約1000年後の地球はイルミダス星人に侵略され、征服されていた。
最後までイルミダスと戦い難民を移送していた太陽系連邦軍の艦長であるハーロックも地球で武装解除された。
地球では「自由アルカディアの声」という地下放送が流れており、それはハーロックの恋人マーヤの声だった。
イルミダスへの協力を拒否したハーロックは食券だけを渡されて解放される。
食堂で連邦軍の工兵が食事をとっているのを見たハーロックは彼に同情するが、その男トチローは逆にハーロックを慰めるために一升瓶を渡すのだった・・・。
昔劇場で観て、その後も1回くらいは観ていて当時はそうでもなかったのだが、今回見直してみたら死ぬほど面白かった(汗)
セリフの一つ一つが刺さる刺さる(汗)
それにしても戦場まんがシリーズの2短編を取り込んでオリジナルで作り上げられた脚本の尖り具合がすごすぎる。
「さよなら銀河鉄道999」のヒットを受けて制作されたそうだが、こんな内容が999と同じように一般で受けると思ったのだろうか(笑)
なにしろ開始早々地球は占領されているし、その後の展開も他民族に占領されたら起こるであろうことを実にリアルに描き出しており、こんなの少年少女や親子連れの観客に受け入れられるわけがない(笑)
しかしとうに50を過ぎた化夢宇留仁にはまさにストライクで、どこもかしこも面白く観れてしまうのだった(笑)
第2次大戦当時の再現シーンでは、少し前に化夢宇留仁がプラモデルを作ったメッサーシュミットBf109 G-6がディテールバリバリの描き込みで登場したのも嬉しかった。
またその絡みで、最近読んだ「ブラッド・ミュージック」で出てきた遺伝子に記録される記憶という概念がさらっと語られるのも興味深かった。ちなみに本作の方が発表年は1年先である(笑)
しかしあの状況でハーロックはどうやって子孫を残したんだ・・・(笑)?
ラストの帆船時代の艦対艦戦闘を完全再現した決闘も大盛り上がり。
しかしあそこであの照準器はいくらなんでも無理がありすぎ(笑)
ちうわけで超燃える展開のたたみかけで大満足の一品だった。
とりあえずそういうわけで、ゴーラム!
20260118(mixi日記より)
20260205
ゲゲゲの鬼太郎 60's 第26話 海座頭
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ねずみ男は大海原に出ればノイローゼなど吹っ飛んでしまうと騙して、鬼太郎と目玉おやじとともに畑付きの筏で船出する。
ところが何者かに畑に海水をかけられて植えてあったもやしが全滅してしまい・・・。

原作はごく短い掌編で、ねずみ男は純粋にノイローゼになった鬼太郎を元気つけるために筏で旅立つのだが、このアニメ版ではねずみ男の動機がいつものようにお礼目的になり、ノイローゼの鬼太郎を気遣う要素も皆無になっているのがなかなかの鬼畜(笑)
船出してからはだいたい原作と同じ展開だが、船幽霊たちの魂の用心棒がジンベエザメからホオジロザメのようないかにもなサメになっていたのはさもありなんと思った(笑)
あとは海座頭のキャラクターがやっぱり座頭市が入っていてそれっぽいしゃべり方をするのと声が内海賢二でかっこよく、その能力も竜巻を起こしたりと強力でなかなかかっこよかった。
あとはフミ子ちゃんの顔がずごくサリーちゃんっぽかった(笑)

20260119(mixi日記より)
20260207
10の奇妙な話
ミック・ジャクソン著/田内志文訳
姪っ子に借りた本シリーズ第2弾(笑)
ピアース姉妹
浜辺の掘っ立て小屋にはロルとエドナのピアース姉妹が住んでいた。
2人は魚を採って燻製小屋で燻製にして暮らしていた。
ある日ロルは海原に漂流している人を見つけ、エドナと2人で助け出した。
ところが目を覚ました男は・・・。
奇妙な話というからどう奇妙なのかと思いつつ読んでいたら、いきなりの怒涛の展開にひっくり返った。
奇妙どころじゃね〜〜〜〜〜(汗)
それにしてもいつの間に「コレクション」で何を根拠に「完成」となったんだ(笑)?
眠れる少年
普段から眠ってばかりだった少年は、ある日眠りについてから何日も目覚めなくなってしまった。
いつ目が覚めるのかの予測も立たず、ひたすら少年の世話をする両親だったが・・・。
オチが無いのにびっくりした(汗)
この展開でこのオチの無さは確かに奇妙だ(汗)
地下をゆく舟
戦場で左足を無くしたモリス氏だったが、復員後は金物店で真面目に働き、みんなに頼られる存在だった。
そんなモリス氏も定年退職の日が訪れ、すぐに彼は自分は何かに打ち込んでいないと駄目な人間だと気付いた。
何をするのかをしばらく悩んだが、手漕ぎボートを手作りして川に乗り出すと決めた彼は地下室で一心不乱に舟を作った。
しかし・・・。
まさに大人の秘密基地の夢という感じで、なんだか共感するものがあった。
それにしてもあの人達は全員出すに出せなかったのか(笑)?
蝶の修理屋
並外れた教養を持つバクスター・キャンベル少年は、父の影響で骨董品の愛好家でもあった。
ある日彼が博物館で見たのは1000匹もの蝶の標本を組み合わせた巨大な蝶だったが、彼はそんなことのために蝶が殺されていることに強いショックを受ける。
後日彼は馴染みの古物屋で奇妙な箱を見つける。
それは蝶の修理屋(レピドクター)の道具だった・・・。
この作品に限らず、ありもしない物をさも存在するように書いてみたり、そこでその描写をはさむ?という思考の流れがつかみきれないところなど、なんとなくラファティを思い起こさせた。
この話の目玉はなんといってもレピドクターの創造とその道具の存在感だと思う。
怪しいインド人の薬局店主もいい感じ(笑)
逆に蝶の顛末はありがちで残念だった。
隠者求む
超お金持ちの夫婦が田舎の大きな屋敷を購入し、その広大な敷地内に洞窟を見つけた妻ジニーは、洞窟に隠者が住んでいれば素晴らしいと思いつく。
求人広告によってやってきたのは小汚い男だったが、そこも隠者らしいと気に入って雇うことになった。
男には毎日食事が届けられるが、隠者らしく一切喋ってはいけないという厳しい条件もついていた。
そうして日々が過ぎてゆき、やがて夫婦に子供が生まれ・・・。
この話の奥さんの狂いっぷりもすごくラファティっぽい(笑)
宇宙人にさらわれた
モーガン先生の授業はあまりにも退屈で、サオドア・ガッチ少年はあまりにも時間が進むのが遅いのに苦慮していた。
その時彼の脳裏に突然ローワーフォールド・パークに宇宙人のUFOが着陸したという事実が浮かび上がった。
それは彼が先週読んだ火星人の軍隊がアメリカの小さな町を襲撃する本の影響があったのは確かだが、そんなことは思いつきもしなかった。
彼がその事実をロバート・ピナーに伝え、ロバートは他の生徒に伝え・・・。
荒唐無稽でありながらリアリティーのある話で、歴史にもこういう事例はたくさんある。
代表的なものが魔女狩りだろう。
骨集めの娘
誰もがそうであるように、ギネス・ジェンキンスも穴掘りが好きだった。
彼女は地中からなにかの骨を見つけ出し、その日から彼女は骨を見つけるために穴を掘った。
骨は彼女の心に開いた穴を埋める材料だった・・・。
雰囲気のある作品で、なかなかいい感じ。
冒頭の「誰もがそう」(元の文章は異なる)というのところがまたラファティっぽい(笑)
もはや跡形もなく
フィントン・ケアリーは思ったことを口に出さずにはいられない少年で、母親との喧嘩も絶えなかった。
ある日彼は夕食のことで母親と喧嘩し、トランクに靴下をいっぱいに詰めてとうとう家を飛び出した。
森の中をさまよう彼はやがて・・・。
なんだか夢に見そうな、または夢で見たような内容。
家出しなくても、こういうことに気づくことは多いと思う。
川を渡る
父と息子3人のウッドラフ家は葬儀屋になるために生まれてきたような人たちだった。
今日も彼らは霊柩車に遺体を載せて教会に向かっていたが、道に迷ってしまい・・・。
珍道中な上にオチが完全にギャグで、他の話と違いすぎて驚いた(笑)
ボタン泥棒
セルマ・ニュートンはお気に入りのコートのボタンを老馬に飲み込まれてしまい、1人でそれを取り戻す決意をする。
しかし老馬は想像を絶する邪さを備えており・・・。
馬がかしこすぎる(笑)
これのオチがこれまた常識的すぎて意外だった(汗)
ちうわけで面白かった。
本のノリとしては最近読んだ「エドワード・ゴーリーが愛する12の怪談」が近く、やはり素晴らしいイラストもついているが、こっちの方がはるかに読みやすいのは現代の作品なので当たり前か。
上でも書いたがそこかしこにラファティ味を感じ、奇妙なノリが面白かった。
しかしとにかく最初の「ピアース姉妹」のインパクトが強すぎて他が霞んでいる気もする(笑)。
20260121(mixi日記より)
20260208
ダーティーハリー5
バディ・ヴァン・ホーン監督
ハリーは違法賭博の元締めであるジェネロを逮捕、有罪に追い込み、一躍時の人となった。
しかしジェネロは刑務所の中でも組織を動かすことが出来、ハリーは夜の巡回中に襲撃される。返り討ちにするが、覆面パトカーは穴だらけに。
ハリーには護衛として中国系アメリカ人のクワンがつけられる。
その頃映画撮影中のロックスター、ジョニー・スクエアーズは、休憩中にコカインを注射してラリっていたところを何者かに殺される。
ハリーとクワンはスワン監督に事情を聞くが、彼の態度は協力的ではなかった。
そこに駆け付けたレポーターのサマンサがジョニーの恋人スザンヌが泣き崩れる姿を撮影しようとして、激怒したハリーにカメラを壊され・・・。
もちろん上記の内容は冒頭部分で、メインの内容は一切書かれていない。
とりあえず面白くは観られた。
しかし全体的に軽〜〜〜い感じで、なんだかTVシリーズの1エピソードっぽい。
例によってハリーは何度も襲撃されるが、マシンガンで撃ちまくられているのにハリーには全然当たらずハリーのマグナムは一撃必中で、このへんを感じさせるのもTVシリーズっぽい。特に後半のエレベーターでの襲撃シーンは全く当たらないなどありえないと思う(汗)
サマンサとの関係も「なんとなくイイ感じ」で、なんでいい感じなのかよくわからない(笑)
メインストーリーの方も、ミステリーっぽく進めた割には犯人が唐突すぎるしキャラが弱すぎ。
などと文句ばかり書いたが、全体的にテンポはいいし、相棒クワンはなかなかいい感じだし、ラジコンカーvs覆面パトカーのチェイスはメチャ面白いし、ジェネロの手先の変貌も愉快だしで、軽いアクション映画を楽しみたいと思うなら十分に条件を満たしていると思う。
ただしそれがダーティーハリーシリーズの最終作にふさわしい内容かと言うと、首をひねらざるを得ないが(汗)
20260122(mixi日記より)
20260209
俺たちは天使だ! 第1話 運が悪けりゃ死ぬだけさ
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化夢宇留仁が小さい頃(9歳/笑)に大好きだったドラマを見直してみたところ、滅茶苦茶面白かった。
要するに貧乏な探偵事務所の物語で、ノリはほとんどMr.BOO(笑)

まずミステリーとしてもそれなりに筋の通った脚本になっており、普通に面白い。
そしてやたらに食事のシーンが多く、本作でも黒焦げのアジの開きを黒焦げの食パンで挟んだアジサンド(笑)とか、カップヌードル(ラベルは隠されている)とか、刑事たちの出前をとるシーンとか(すごく立派な容器に入っているカツ丼らしきもの)、食事以外にも馴染みの法律事務所の主が洗濯物を干していたりとか、やたらに生活感がある。
化夢宇留仁が生活感があるドラマが好きなのは昔からだったのかと思ったが、もしかしたらこのドラマでそういう性癖を植え付けられたのかもしれない(笑)
また麻生探偵事務所の秘書であるユーコ役の多岐川裕美が信じられないほど可愛く、彼女が仕事中も本ばかり読んでいて、その多くがハヤカワ銀背というのもポイントが高い(笑)
ちろん沖雅也のかっこよさも特筆物で、ほんとに惜しい人を亡くしたものである。
なぜか格闘技の構えがバリツっぽかったが(笑)

ラストはなかなか見どころのあるカーアクションやら乱闘シーンやらもあり、TVシリーズとしてはものすごく頑張っていると思う。
当時の車とかがどれもこれもかっこいいのも見どころ。
そして橋爪功が演じているのが橋爪刑事という名前であるところにどうでもよさが現れていてこれもまたいい感じだった(笑)

20260122(mixi日記より)
20260210
ファンシイダンス
周防正行監督
ロックバンドでボーカルを務める塩野陽平は寺の跡取り息子で、寺を継ぐために1年間禅寺に入って修行することに。
進展が微妙なところの恋人の赤石真朱のことを気にしつつもお山へ向かう。
ところが彼が道中出会ったのは弟の郁生だった。
郁生がお山に行くのであれば自分は来なくてもよかったのにと思いつつも今更引き返すわけにもいかず、厳しい修行で知られる明軽寺に入山する。
そうして修行が始まるが、お寺というものは陽平の想像を超えた環境だった・・・。
昔から好きでビデオに録画して何度も見ていた本作を、超〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜久しぶりにアマプラで見直してみた。
結果やはりとても面白い映画だった。
まず舞台のお寺での修行の様子が、一部ではあるもののまあまあ克明に描写されており、これだけでも十分興味深く面白い。
さらにキャスティングが神がかっており、登場人物が1人残らず他の役者など考えられないほどの当たり役で、まさにパーフェクト。
中でも陽平の弟郁生役の大沢健が当時は男の化夢宇留仁から見ても可愛くて色っぽいのが凄すぎるのと、最近はめっきり見なくなった癖のある顔で可愛い女優の代表みたいな鈴木保奈美がほんとに可愛い。
もちろん竹中直人の安定の嫌な奴演技も素晴らしい(笑)
また大口径レンズを多用した寺の画がどれも素晴らしく、アマプラの画質も申し分なく素晴らしかった。ただし4:3のテレビフレームだったのは残念ポイント。もしかしたら最初からこの比率だったのかしら???
見直してみるとはっきり思い出したサントラも印象深いいい出来で、これが実は監督の周防正行が手掛けているのだった。芸達者な人である。
ちうわけでドラマ感はほぼ皆無の淡々とした展開でありながら、見どころ満載のよくできた映画である。
ただし昔から化夢宇留仁が気になっていたところは今回も気になった。
それは陽平の(想像上の)恋敵である大槻ケンヂが演じるクリスチャン(このキャラクター自体はとてもよかった)が退場する様で、ここだけはすごくわざとらしい演技が目立つ。
どうせなら爆散してほしかった(笑)
20260123(mixi日記より)
20260211
ローダンシリーズ41 偽装の銀河ゲーム
松谷健二訳
祖先の宇宙船
クラーク・ダールトン著
銀河の果てへ向かって低速で進む直径1.5kmの球形船。
乗り込んでいたのは白っぽい髪に赤い目をした人々だったが、彼らは船の行き先を知らず、自分たちが命令通りに働き、時期が来たらコンバーターでの死を迎える人生に疑問を抱いていた・・・。
いきなりハインラインの「宇宙の孤児」みたいなシチュエーションで、しかも船はアルコン巨大戦艦ときたらもう面白いに決まっている。
最後は「例のあいつ」が介入してチョチョイと解決してしまうのと、その謎の解決が未消化だったのは少し残念だったが、前半だけでも滅茶苦茶面白かったので、もっとこういう話をどんどん入れてくれると嬉しい。
まあ出版ペースからすればどう考えても不可能だが(汗)
それとこの手の話でよくあるロボットが人間を奴隷にするというシチュエーションの、ロボットの動機がよくわからない。
たまにある「人間を幸せにするために奴隷にする」というのならわかるのだが、純粋にロボットのために人間を奴隷にするというのは単純に非効率だと思う。
偽装の銀河ゲーム
クルト・マール著
ジュリアン・ティフラーはいきなり銃を突きつけられて誘拐される。
彼を待ち受けていたのは精神操作装置だった・・・。
その後ティフラー大佐率いるチームが極秘任務についた。
それは地球の裏切り者としてドルーフの領域へ侵入する極めて危険な任務だった・・・。
冒頭の展開いる(笑)?
それとこれまで散々大騒ぎしていたドルーフの脅威が、しばらくしたら強制的に消滅するって・・・そんな話今まで出てたっけ(汗)?
それにドルーフの規模はアルコンをも上回り、正面から戦ってもアルコンが不利という情報はどこに・・・(汗)???
というわけでいろいろと疑問は生じたが、この話自体はなかなか興味深くてそこそこ面白かった。
20260125(mixi日記より)
20260212
銀河漂流バイファム 第20〜21話
神田武幸監督
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第20話 立てスコット! リーダーはきみだ |

そうだよね〜。これまでの状況でスコットが平気でいたらそれこそ不自然である。
本エピソードではジェイナスクルーによる初めての計画的な攻撃作戦が決行されるのも見どころで、しかもロディのバイファム、バーツのネオファム、マキのウェア・パペット、ケンツのニュートロンバズーカの4機編隊というこれまでに無い規模で行われる。
最後に万能っぽいカチュアでもやっぱり指揮は無理で、ここぞというところでスコットがかっこいいところを見せるのもいい感じ。

第21話 敵ビーム波状攻撃? 僕たちに明日はある
敵中継基地を破壊してから3日。
敵のビーム攻撃が再開されたが、遠方からの射撃でビームの収束率が落ちており、命中してもジェイナスに大きな被害が出る心配はないとわかった。
しかしそうするとますますなんのための攻撃なのかわからない。
それはカチュアが発見した遺跡から出ている奇妙な波が影響している可能性もあった。
一方シャロンとペンチは風呂に入っていたケンツの尻がまだ青いのを目撃し、すねたケンツは行方不明に。
フレッドが売店の倉庫でケンツを見つけるが、ケンツは大変なものを発見していた・・・。

なんでも載せているジェイナスはエロ本のストックも豊富なのだった(笑)
それにしても敵のビームは謎のまま。遺跡の変化も謎のまま。
このエピソードで変化したことといえばケンツとジミーに仲間意識が芽生えた(笑)ことと、スコットがシャロンに弱みを握られたことくらいである(笑)
素晴らしいエピソードだ(笑)

20260125(mixi日記より)
20260213
ジュラシック・ワールド/新たなる支配者
エクステンデッド・バージョン
コリン・トレヴォロウ監督
恐竜が世界に解き放たれてから4年後。
恐竜の存在による人間社会の混乱が増す中、かつてインジェン社のライバル企業であったバイオシン社が、イタリアのドロミーティ山脈に恐竜の保護施設「バイオシン・サンクチュアリ」を設立した。
クレアは違法な恐竜繁殖施設に侵入し、囚われていたトリケラトプスの子供を救出する。
オーウェンはパラサウロロフスを保護したが、恐竜を売買するギャングたちに包囲され、手放すしか無かった。
クレアとオーウェンはシエラネバダの麓でメイジーを保護していた。
しかしメイジーは行動を制限されるのに耐えられず、勝手に町の方に出かけるようになっていた。
そのメイジーはある日ブルーが子供を連れているのに出くわし・・・。
とかなんとかで様々な要素が絡み合い、更にはこれまでのシリーズの主要登場人物も全員再登場してまさにお祭り状態の映画になっている。
基本的にはまさに見せ場の連続すぎて山場がないように感じるくらいで、ほんとに見どころだらけである。
ただしもちろん問題がないわけではなく、実は恐竜の映画ではなくイナゴの映画なのではないかという疑問や(汗)、なによりいつもの通りの巨悪の存在が非常にうっとおしい。
大規模な物語を扱った作品で巨悪が出てくるのは基本的に脚本が無能なせいだと思う。
そうしないとまとめられないのだ。
特に本作は人間社会に解き放たれた恐竜たちという、ほっておいても事件が起こりまくる状況になっているのに、それでも巨悪を設定してしまうのが幼稚で情けない。
しかしまあとにかく見せ場の連続で、これまでのシリーズのあからさまなオマージュも満載で、とにかくお腹いっぱいごちそうさまという気分にはさせてくれるので、悪くない映画ではあると思う。
マルタ島がもはや混沌の世界みたいになった滅茶苦茶さには笑った(笑)
20260125(mixi日記より)
20260214
フライング・コップ 第1〜2話
第1話 悪女の才能

ジム・エイブラハムズ、デビッド・ザッカー、ジェリー・ザッカー監督
アクメ信用組合では出納係のサリー・デッカーが窓口係のジム・ジョンソンに、歯医者への支払いをするための金の無心をしていた。
しかしジムは近々監査があるから帳簿の改ざんはできないと断る。
そこに金を下ろしに来たのは、タイヤ会社に勤めていたが解雇されたトワイス氏だった。
サリーは鞄から2丁の銃を取り出すと、トワイス氏を射殺し、更にはジムも射殺して金を奪ったのちに悲鳴を挙げた・・・。

などとストーリーを語るのが完全に意味のないドラマである。
本作は化夢宇留仁が学生の頃に観て笑い転げていたもので、それを久〜〜〜〜〜〜〜しぶりに見直してみたのだ。
とにかくナンセンス・ギャグが息をつく間もなく繰り出され、マジで画面から目を離すスキがない(汗)
いくつか本作の決まり事を説明すると、まずオープニングでキャスティングされているエイブラハム・リンカーンはオープニングしか出てこない(笑)
また毎回異なったスペシャル・ゲストが登場し、第1話では「ボーナンザ」や「宇宙空母ギャラクティカ」で有名なローン・グリーンがそうだが、オープニング中に死亡する。
ちうか毎回マジで豪華なスペシャルゲストが登場するのだが、例外無くオープニング中に死亡するのだ(笑)
本エピソードで出色なのは冒頭で殺されるトワイス氏で、撃たれたから死ぬまでの顔芸がすごすぎてマジで怖い(笑)
その後の取り調べでは人名と銃の発砲回数とで聞き間違いが繰り返されてどんどん混沌に入り込んだり、鑑識の刑事は背が高すぎて顔がフレームに収まらなかったり、かと思うと背が低すぎてフレームに収まらない警官もいたり、主人公フランク・トレビン警部補(?)の鑑識の友人はなぜか毎回子供に危険な知識をレクチャーしていたり、靴磨き屋がとにかくなんでも知っていたりと、想像を絶する滅茶苦茶なシチュエーションが繰り出される。
よくもまあTVシリーズでこんな密度のギャグを封じ込めたものだとほんとに感心する。

第2話 恐怖のリング

ジョー・ダンテ監督
ボクシングの八百長試合で、マイク・シュルツはマネージャーの言うことを聞かずに相手をKOし、その直後に控室で殺される。
調査を開始したトレビン警部補と上司のホッケン警部は、犯人とともにボクシング界にのさばる腐敗を殲滅するためにおとり捜査を決意する。
トレビン警部補が目をつけたのはマイクの相手だったベディ・ブリグスだった・・・。
今回のスペシャルゲストはあの「ルーツ」にも出演し、後に監督として多数の映画を制作したジョージ・S・ブラウンだが(誰やねん/汗)、オープニング中に吊り下げられていた金庫が落下してその下敷きになって死亡。
本エピソードの監督はなんとジョー・ダンテ。
しかし流石の彼も第1話を監督した悪乗り3人組には敵わないようで、本エピソードは第1話と比べるとおとなしい印象。
鑑識の指紋をとる係の女性がやたらに可愛いとか、ポーカーの賭けにモノポリーのパーツが投げ込まれていたりとか、色々と見どころは多いのだが(笑)

ところで本作は映画シリーズ「裸の銃を持つ男」の前身にあたる。
しかしとにかくナンセンスギャグの密度が高すぎて集中して見る必要があり、それが当時のテレビドラマのニーズとは食い違ってたった6話で打ち切られてしまったのだそうな(笑)
確かに一瞬たりとも目が離せないという意味ではなかなか集中力の必要な作品である(笑)
ちなみに化夢宇留仁が昔みていたビデオソフト版とは、今回のDVDは翻訳が異なっている。
20260126(mixi日記より)
20260215
プロメア
今石洋之監督
30年前。炎を操る新人類バーニッシュにより、地球は人口の半分を失うほどの災害に見舞われた。
自治共和国プロメポリスでは炎上テロを繰り返す過激派集団マッドバーニッシュに対抗し、高機動救命消防隊バーニングレスキューが消火活動を行っていた。
突然の高層ビルの火災に出動したバーニングレスキュー。
新米隊員のガロ・ティモスは火災現場でマッドバーニッシュの首魁格3人組を発見し、仲間が止めるのも聞かずに突っ込んでいき・・・。
とにかく勢いで突っ走るタイプの作品で、なんだかガチャガチャした画だなあと思っていたらいつの間にか見終わっていた(汗)
ストーリーや設定も突き抜けていて、普通の演出と画だとバカバカしいで終わってしまいそうなところを、やっぱり勢いで走り抜けているのがなかなかいい感じ。
上記の画だが、ものすごい頑張って極限までリアリティを削ぎ落としているのがすごかった。
どこもかしこも凝った画なのだが、とにかくリアリティを感じさせないようにしているのは、一種のおとぎ話を作ろうとしたのだと思う。そしてそれにまあまあ成功しているとも思う。
しかし化夢宇留仁の好み的には、せめて炎や煙はもう少しそれっぽく見えるようにしてほしかったかな・・・。
シチュエーション的には出てきた瞬間にわかるラスボスとか(笑)、あからさまにマジンガーZをやったと思ったらゲッターに寄った・・・と思ったらいつものぐるぐる回るあれ(笑)が出てきて、最後はやっぱり超巨大・・・(笑)と、やりたい放題なのがもはや気持ちいい。
ちうわけでまあまあスカッとする仕上がりでもあるし、雨の日とか今日みたいに寒い日とか(笑)に観るのに向いている映画である(笑)
あとエンディングの歌がいい感じだった。
20260127(mixi日記より)
20260217
マジンガーZ 第1〜2話
第1話 驚異のロボット誕生

潜水艦がエーゲ海のハーデス島に着岸し、中からは鉄仮面軍団を引き連れた男と女の顔を持つ不気味な人物が現れる。
その者あしゅら男爵は島の奥のハイテク基地でドクター・ヘルと面会する。
ドクター・ヘルは恐るべき巨大ロボットである機械獣軍団を披露し、とうとう世界征服を開始するときが来たと告げるが、その前に1つだけ憂慮すべき問題があった。
それは彼の機械獣軍団のことを知っている唯一の人間である兜博士で、ドクター・ヘルはあしゅら男爵に兜博士の排除を命じるのだった。

海底要塞サルードで駿河湾にやってきたあしゅら男爵は、部下の報告から兜博士の孫が住む屋敷に向かう。
そこで家政婦のルミから兜博士の別荘の場所を聞き出したのち彼女を殺し、別荘へ向かう。
そこに帰ってきたのは博士の孫の兜甲児だったが・・・。

始まった瞬間から一瞬の迷いもない物語が語られ、ひたすら緊張感を煽る演出であっという間に見終わった。
子供の頃はロボットの魅力しかわからなかったが、子供が時間を忘れるような非常に優れた脚本と演出だったのだと初めて知った。

そして言わずもがなのマジンガーZの初登場シーンの画がやっぱりかっこよく、兜博士の名台詞にしびれ、2大機械獣ガラタK7とダブラスM2の不気味なかっこよさにもしびれ、永井豪の偉大さにひれ伏したのだった(笑)
また荒唐無稽な巨大メカがごろごろ出てくるのは知っての通りだが、駿河湾の港であしゅら男爵を出迎えた鉄仮面は普通のモーターボートに乗っていたりと、意外にリアリティを感じさせる描写があるのもいい感じだった。
そもそも「駿河湾」という地名が出てくるだけでも渋い(笑)
それにしても第1話からアフロダイAも出てたのね。
そして名曲「Zのテーマ」がマジンガーZが登場する前にかかったのは意外だった(笑)

第2話 ストップ ザ あしゅら軍団

ガラダK7とダブラスM2が東京の街を破壊し続けていたが、甲児はまだマジンガーZの操縦が全くわからず、さやかのアフロダイAにエスコートされて光子力研究所にやってくるのが精一杯な状態だった。
甲児は兜博士からたくされた遺書を弓教授に見せる。
それには数年前に兜博士とドクター・ヘルも入っていたプロジェクトチームが伝説のロードス島を発見し、ミケーネの古代ロボットを復元したことが語られていた。
ドクター・ヘルは復元が終わったタイミングでロボットを操って他の研究者を皆殺しにしようとするが、兜博士だけがなんとか逃げ延びていたのだ。
一方兜博士が巨大ロボットを遺していたことを知ったドクター・ヘルは、あしゅら男爵にマジンガーZの排除と光子力研究所の占領を命令し・・・。
なんで世界征服を目論んでいるのに毎回光子力研究所に攻めてくるのかと思っていたが、兜博士が発見したジャパニウムと光子力を手に入れるためという説明がちゃんとされていた。
今回初めて機械獣と対決することになるマジンガーZだが、なにしろ甲児が操縦を全然覚えていないので苦戦するのは当然ではあるものの、まさに鉄壁の防御力と一撃必殺の攻撃兵器の数々で結局圧倒してしまう。
これなのよ。
化夢宇留仁にとってマジンガーZの魅力はこの圧倒的な強さなので、とにかく機械獣など問題にせずに圧勝する姿をひたすら見たい(笑)
そういう意味ではマジンガーZはスーパーマンに似たキャラかもしれないと思った。
それはそうと、なんでこんな標語みたいなサブタイトルなんだ(笑)?

20260128(mixi日記より)
20260218