風の谷のナウシカ 全7巻
宮崎駿著

 風の谷のナウシカは腐海で胞子を集めている途中で王蟲の通り道に行き当たり、更には巨大な王蟲の抜け殻を見つける。
その時ナウシカは銃声を聞き、旅人が王蟲に追われているのを見つける。
助け出された旅人は剣士ユパだった。
 ナウシカが持ち帰った王蟲の眼の抜け殻をキャノピーに装備したガンシップのテスト飛行に飛び立つナウシカだったが、声に導かれ、蟲に襲われているペジテの輸送船を発見し・・・。

 1巻は持っていて何度も読んでおり、その後の途中までの巻も何かのおりに読んでいたのだが、最初から最後まで通して読んだのは初めてだった。
とりあえず凄かった(汗)
 画の凄さは誰でも知っていることなので今更ここでは書かないが、今回はそのプロットの精密さと密度にびっくりした。
例えば王蟲の子どもを囮にする作戦が出てくるが、ここでナウシカは「どうやって王蟲の子どもを手に入れたのか」という疑問を提示する。
そんな疑問は言われなければ気づきもしないのだが(笑)、そこにちゃんとからくりを用意しており、しっかりとストーリーに乗せて解き明かすというのが何層にもわたって繰り返され、次第に腐海の秘密に迫るようになっているのだ。
また物語が始まった時点で終末感が半端ない世界なのに、そこに更にぶち込まれる更に悲惨すぎる追い打ちの絶望感も半端なく、途中の粘菌の件はほとんど「ブラッド・ミュージック」状態(笑)
また映画ではほぼ単なる敵役だったクシャナの設定が掘り下げられており、人間の物語という点ではむしろ主役と言っていい存在感がある。
クシャナ以外にも映画には出てこなかった面白いキャラクターがたくさん出てきて、中でも化夢宇留仁のお気に入りは土鬼の皇帝兄弟で、弟の方の顛末は明らかにカオナシの原型だし、兄の方は真逆のキャラクターでクシャナと〇〇する展開が面白すぎで、早すぎる退場がほんとに残念だった。
またマンガというメディアに不慣れだった著者が最初の方はとにかく真面目に一生懸命描いているのが伝わってくるのだが、5巻あたりになると手慣れてきて超深刻な状況にもどんどんギャグをぶち込んでくるのが非常によい。
中でも囚われたユパにあてがわれた部屋を表した1コマは笑い転げて死にそうになった(笑)
 ちうわけで1巻を読んだだけでは伺いしれなかった様々な要素で底の深い作品になっており、滅茶苦茶面白かった。
これまでに生まれたあらゆるマンガの中でも、その個性と尖った内容では10指に入るのではなかろうか。
ちなみに6巻までと最終7巻は全く異なる内容であり、7巻は「あれ」が大活躍するのでそれももちろん見どころである。

20260823(mixi日記より)
20260831


ウルトラマン 第30話 まぼろしの雪山
樋口祐三監督

 
 最近オープンしたスキー場は雪量が多く繁盛していたが、その近くにある夏でも雪が積もっているミステリー・ゾーンとも呼ばれている飯田山で、ベテラン猟師が遭難しているのが発見された。
なんとか命をとりとめたその猟師はウーを見たと言った。
いつも猟の邪魔をする雪ん子と呼ばれる少女を脅して追いかけていたところにウーは現れた。
調査を依頼された科学特捜隊は ハヤタ、アラシ、イデを派遣し・・・。

 
 途中まで観れていたブルーレイディスクが突然「非対応ディスクです」と表示されてしまい、ディスクを拭いたりレンズクリーニングしたりプレイヤーの電源を落として再起動してみたりしたが駄目で、仕方なくアマゾンプライムでSD画質のやつをレンタルして観た(汗)
 いかにも金城脚本らしい詩情的なエピソードで、全体的に雰囲気はいい感じだが、相変わらず整合性という意味では色々と納得できないところも多かった。
特に最後の「山に帰ったらしい」はあまりにも無責任すぎる。本来ならば即座に捜索隊を出すべき状況である(汗)
 怪獣なんだか幽霊なんだかよくわからないウーに関しては、超自然的な存在にしては微妙に凝った描写もあってどう見せたかったのかがよくわからない。
その描写というのは爬虫類や鳥に観られるまぶたの横開閉描写で、それだけを観れば特殊な生物であるという印象が強くなるのは当然だが、ストーリー的には幽霊か精霊みたいな
存在のように描かれている。
あえて迷わそうとしているのだとしたら大成功と言えるだろう(笑)

 
 またこのエピソードにはキャップとフジ隊員は一切登場しない。
そろそろ予算が厳しくなってきたのだろうか・・・・・(汗)

20260826(mixi日記より)
20260902


銀河乞食軍団7 決戦!金太郎岩礁
野田昌宏著

 星涯星系屈指の未定位物象学者の赤星隆子教授が、行方不明になっている恩師カルル・ヴィトゲンシュタインの消息を尋ねる内容を広報サービスに流した。
彼女には博士の居場所を知っているという人物から連絡が入り、星涯半島の北端・海岸区にある海洋サファリ公園の喫茶島に、赤いコートに黄色の日傘で来てくれと言ってきた。
そしてもちろんその通知は星系軍や乞食軍団にも伝わっており・・・。

 今回はその公園でのドタバタに始まり、ロペス財団の小惑星採掘基地での知恵比べ的な展開になる・・・のだが、相変わらずノレない(汗)
ちうか要するに乞食軍団がなんでこんなことをやっているのか、動機に納得がいかないのだ。
それに相変わらずのコメディーとリアルの境界線のズレが目立つ。
後半の救出作戦で◯◯◯が◯◯して単身敵の本拠地と思える場所に乗り込むのだが、これは相手もこちらと同じノリで対応してくれたから成り立っただけで、事務的に処理されたら一瞬で終わりである。
もちろんそれはお約束なのだが、そのお約束が鼻についてしまってはどうしようもない。
 ちうわけでしばらく(?)気が向くまでこのシリーズを読むのもお休みしようと思う。
なにが貴重かと言えば時間が一番貴重なのだが、他にも読みたい本は死ぬまでに読みきれるかどうかわからないほどあるし、その貴重な時間を費やすのはもったいないという気分になってしまったのだ。

20260827(mixi日記より)
20260904


野生の証明
佐藤純彌監督

 厳しい訓練を積む陸上自衛隊の特殊工作隊。
極左の反政府ゲリラの一団がアメリカ大使と家族全員を人質にとって立て籠もり事件を起こしたときには、彼らが極秘裏にハンググライダーで侵入し、犯人グループを皆殺しにして解決した。
彼らの次の訓練は3日分の食料だけを持って北上山地の原生林の中に一人ずつヘリから下ろされ、1ヶ月かかる目的地まで自力でたどり着くというものだった。
隊員の1人の味沢岳史は疲労困憊して登山道に滑落したところを越智美佐子に見つかってしまう。
美佐子は近くの部落に助けを求めに走ったが、そこでは恐るべき連続殺人が・・・。

 その部落で生き残ったのは長井頼子という少女1人きりだが記憶をなくしており、事件は闇に包まれ、その1年後から本編が始まるのだが、彼女の再登場カットにはびっくりした。
なぜびっくりしたかは後で書くとして、化夢宇留仁はこの映画を子供の頃にテレビで観てわけがわからなかった。
今観てみるとそのれも宜なるかなという感じで、なかなか尖った脚本に突き放したような演出で作られており、その内容も本筋がどれかがわかりにくい構成になっているのだ。
またシーンごとのつながりも悪いところが多く、特に後半はなぜ今このシーンに繋がったのかがわかりにくいというのが多かった。
しかし面白かった(汗)
まず冒頭の大使宅襲撃があまりにも華やかに描かれていて痛快なのと、上記のびっくりした理由である1年後になんの説明もなく味沢の娘として登場する頼子というミステリアスすぎる展開に引き込まれた。
その後味沢は部落で巻き添えで死んだ越智美佐子の妹である朋子が調査している大規模な汚職事件に関わっていくのだが、これが本編と思わせて実は関係ないという変な構成で、このへんでおこちゃまにはもうなにがなにやらわからなくなっていたものと思われる(笑)
ちなみに美佐子も朋子も「八つ墓村」で超可愛美しかった中野良子が演じており、相変わらず美しいのだが本作では少し老けて見えるのが残念。
「八つ墓村」のほんの1年後なのにこの変化は撮り方なのか当時の老け速度の速さからなのか・・・。
そしてもちろん見どころは本作が映画デビュー作である薬師丸ひろ子の初々しい可愛さで、しかも演技は超バッチリで文句のつけどころはない。流石。
そしてもちろん主役である味沢岳史を演じる高倉健もいい感じ。
なんだかレンジャー平隊員にしては老けすぎのような気はするが(笑)
ラスト近くでは自衛隊の演習場を舞台に激しい追跡撃と戦闘が繰り広げられ、戦車もバンバン出てくるのが見どころだが、戦車が見覚えあるようで無いという微妙な戦車で、あとで調べてみたらそのへんの撮影は全てアメリカで行われており、登場する戦車も米軍のM48A5。要するにパットンだった。
まさか自衛隊がパットンを使用しているとは想像できなかったので車種が判別できなかったのだ(笑)
しかし確かにこの内容で自衛隊に協力してもらうのは無理というものだが、だとすると戦車以外にもヘリなど全て自衛隊仕様に塗り直したものが登場しているわけで、実はものすごい金のかかった映画である(汗)
しかしこの映画が面白いのはむしろ前半から中盤にかけてで、特殊な立場にある味沢と頼子が苦難に満ちた世界を生きていくというところだと思う。
あと実は本作はSFでもあったりする(笑)
頼子には予知能力があるのだ(笑)
 ちうわけで非常に要素の多いおもちゃ箱みたいな映画で実に面白かったのだが、今このタイミングで観なければ面白いと感じなかったかもしれない。そんな映画だった。

20260830(mixi日記より)
20260905


伝説巨神イデオン 第13〜14話

第13話 異星人を撃て
 

 遺跡の星ルインズ・スターを離れたソロシップ。
それを追うバッフクラン。
その行き先には入った船で脱出できたものはないという小惑星帯ニンバス・ゾーン。

 
 ソロシップでは自由に行動することを許されたカララがせめてもの働きとしてコーヒーをふるまったりしていたが、反感を持つ者も多く、中でも意外な人物が彼女の暗殺を決意していた・・・。

 
 まさかのあの人がという急展開に加え、意外にあっさりやられる半眉毛白髪(笑)
また本エピソードではバッフクランの新鋭戦闘機ズロウ・ジックが本領を発揮するのも見どころ。
ラストはこれまでにない劇的な展開となり、化夢宇留仁が思うのはこれで少しはソロシップの人間関係が改善されることへの期待である(笑)

第14話 撃破・ドク戦法
 

 バッフクランの前線戦闘指揮は重機動メカの開発にも携わっていたドクが引き継ぎ、多数のズロウ・ジックと3機のジグ・マックによる攻撃隊が編成された。
突出したコスモの乗るAメカはジグ・マック3機に包囲攻撃され、手も足も出ない。
しかしそこに残りのメカが救出に現れ、なんとかAメカを回収したソロシップはデス・ドライブで難を逃れる。

 
 そしてなんとソロシップは地球の前線基地の1つであるブラジラー基地への寄港が叶う。
しかしコスモは先の戦いによるショック状態で、基地の指揮官カミューラ・ランバンは彼を元気づけようとするが、そこにバッフクランの攻撃が・・・。

 
 これまで存在感のあったグハバ・ゲバの代わりに出てきた地味なおっさんがいきなりコスモを追い詰めるのには少々違和感があったが、それよりこのエピソードはその内容自体がなかなか強烈でそんなことはどうでもよくなった。
まずはAメカの砲手達の現実味がありすぎる戦死。
そして完全に幼児化するコスモ(笑)と、引っ張ったら致命的なことになったのを見せないので余計にやばい表現になっている演出。
そしてとうとう本気で眼が覚めてきたイデオン(汗)。
まるでエヴァンゲリオンのような(それ逆/笑)。

 
 また本エピソードは作画も気合が入っており、本シリーズの節目になるエピソードだという認識の上で制作されているのが読み取れる。
いやあすごかった。

20260901(mixi日記より)
20260906


むこうぶち 高レート裏麻雀列伝6 女衒打ち
片岡修二監督

を昨日観た。
 先日客に麻雀で負けた雪乃は、その客との再戦でスカウトマンの深見に手伝ってもらい、勝利する。
深見は店のオーナーから麻雀の腕を見込まれて代打ちとしての仕事も。
詩織の店でNO.1の座を詩織から奪い取った麗華は安永が止めるのも聞かずに傀と戦って一晩で500万も負けてしまう。
復讐を誓う麗華は深見を代打ちに立てるが・・・。

 今日麻雀をするので、麻雀頭にするために観た。
深見に超可愛くて性格のいい彼女(?)がいて、その時点でオチがどうなるのかは想像つき、やはり想像通りだった(笑)
また雪乃だけでなく安永まで傀を見て逃げ出そうとするのには笑ってしまった。
そして相変わらず及川奈央がエロ可愛く表情豊かなのがとてもよい(笑)

20260905(mixi日記より)
20260908


むこうぶち 高レート裏麻雀列伝7 筋殺し
片岡修二監督

 いつものようにヤクザに代打ちを依頼されて断る傀。
麻雀で負けて落ち込んでいた詩織と同伴した安永だったが、新人の凛香にべた惚れしてしまい、彼女に誘われてマンション麻雀に。
ところがそこには元プロの前野が経営する店で、イカサマで客をカモにしていた・・・。

 今日は麻雀の日のはずだったのだが、雀荘まで行って日を間違えていたのに気づいた(汗)
いつもは土曜開催なのに今回は日曜だったのだ(汗)
仕方なく家に帰ってゴロゴロしたりボドゲしたりしているうちにすっかり麻雀頭ではなくなってしまったので、また本シリーズを観ることに(汗)
しかしなかなか面白いエピソードだった。
まず本作は6までと比べるとHD画質で格段に綺麗になった。
また華彩なな演じるエピソードヒロインの凛香のおっぱいがとてもよく(笑)、安永の気持ちもよくわかった(笑)
ちうか安永は前作に続いて詩織にいい顔をする割にすぐに違う女の子にベタ惚れになるのが面白い。
また本作でも雪乃が出てきてすっかりレギュラー化しているのも面白かった。
今回の敵であるデビッド伊東演じる前野もいかにも落ちぶれた男という雰囲気があって味があり、全自動卓ならではのイカサマも興味深かった。
いつものように及川奈央はエロ可愛いし、ほんとにこのシリーズは軽く楽しむにはとてもよい。

20260905(mixi日記より)
20260910


SASプリンス・マルコ7 ヨルダン国王の危機
ジェラール・ド・ヴィリエ著/飯島宏訳

を昨日読んだ。ジェラール・ド・ヴィリエ著/飯島宏訳
 ペンタゴン所属の政治工作担当将校であるアーサー・バイカーはアテネ新空港でエジプト特務機関の友人と待ち合わせし、ヨルダンのフセイン国王暗殺計画が動いていることを知る。
一方ヨルダンで公式カクテルパーティーに参加していた絶世の美女ファウジア・サレフは、国王の特別顧問であり盟友でもあるワディ・カラクの愛人だった。
パーティーの帰り道で彼女を尾行したのはヨルダン王宮警護責任者であるゴルグル大佐で、彼の目的はファウジアの暗殺であり、それは彼の最終目的である国王暗殺計画のために必要な手順の1つだった・・・。

 ファウジアが大佐に自動小銃MP5を突きつけられ、007シリーズならここでジェームズ・ボンドが颯爽と現れて彼女を助けるところだと思ったが、マルコは「危機一髪にも現れな〜〜〜い」ので(笑)、哀れ彼女は蜂の巣にされた上に耳の下に銃口を突きつけられて頭をふっとばされてしまうのだった。
 ちうわけで相変わらず安定して面白い本シリーズ(笑)
その後もボンドガール(笑)じゃなくてマルコ・ガールが3人も出てきて全員ボンドガールよりもエロエロな上にたまに血に飢えている(笑)のだが、全員キャラが立ってていい感じ。
 そんで主役のマルコはというと、えっちらおっちらヨルダンにやってきてパーティーに出席したらとりあえず血に飢えているお姉ちゃんとセックスし、CIAに協力してくれているイタリア人のお姉ちゃんとセックスしたり情報をもらったりしてファウジアの後釜に座ったエロエロイギリス人美女(化夢宇留仁の脳内ではシドニー・スウィーニーで映像再生/笑)と接触するがゴルグル大佐に警戒されて血に飢えたお姉ちゃんとその部下たちに蜂の巣にされそうになった上に彼女との接触を失い、その後彼の襲撃犯が逃げたとおぼしい地区を調査しようと思ったら先に手を回されて軍事公安警察に捕まって目玉をくり抜かれそうになったり(笑)と、相変わらずほとんどのシーンでいいとこなし(笑)
こういうところがまた面白いのだ(笑)
 ちうわけで面白かったが、なにしろ今回は舞台が舞台なのでイスラム系の人々の恐ろしさがこれでもかとばかり描かれるので、化夢宇留仁のイスラムフォビアがますます強化される結果に(汗)
読んだタイミングがよかったのか悪かったのか・・・

20260907(mixi日記より)
20260912


剣客商売十六 浮沈
池波正太郎著

 小兵衛は26年前に門弟である滝久蔵の仇討ちに立ち会った結果、刀を交えることになった相手方の助太刀である山崎との死闘を思い出していた。
そんなある日、蕎麦屋で浪人が狼藉を働いた上に蕎麦屋の主に叩き出されるのを目撃した小兵衛は、それがかつて敵討ちを成し遂げた久蔵だと気づいて愕然とする。
その後出会ったのはなんと山崎の息子で・・・。

 例によっての短編集と見せかけての長編。最初からそうとわかるようにしてほしいのだが、シリーズもこれで完結なのだった(汗)
で、本作は久しぶりにシリーズ前期のような陽気な雰囲気も感じられる楽しい展開が続き、とても面白かった。
又六と秀がカップルになったり、顔が怖すぎる金貸しと小兵衛のほのぼのとした関係とか(笑)
秀が超かっこよく大活躍するのも嬉しい。
しかし後半になるとなかなかシビアな展開になってゆき、中でも金貸しさんの顛末には江戸時代の裁判の恐ろしさが叩きつけられたようで背筋が凍った(汗)
ラスト近くでは重要キャラの誘拐事件が発生。
このシリーズでのピーチ姫はおはるでも三冬でもなく、小川宗哲先生なのだった(笑)
 特に完結編という宣言があったわけではなく、著者が亡くなってしまったので完結になったということだが、内容からすると明らかに著者は次を書ける可能性は低いと感じていたと思われる。
なにしろ主要な登場人物のその後が語られるのである。
 ちうわけでシリーズを読み通したわけだが、化夢宇留仁はやはり前期の明るい雰囲気の方が好きだが、内容の面白さは維持されていたと思う。
次はどのシリーズを読もうかと、今から楽しみである。
その前に本シリーズのスピンアウト的な本がまだあるが。
 ところで本作の序盤に天麩羅蕎麦が登場する。実際には出されなかったのだが(笑)
貝柱のかき揚げがのったやつが末期の江戸で大流行だったそうで、化夢宇留仁は当時の天麩羅蕎麦を食べてみたいと切に思ったのだった(笑)

20260909(mixi日記より)
20260914


むこうぶち 高レート裏麻雀列伝8 邪眼
片岡修二監督

 プロボクサーの柳野は、不動産屋がジムを高額で買い取ろつうとしているのを知る。
ところがジムのオーナーは一切売る気はなく、それどころか高利貸しから借金までしていた。
オーナーを説得してもらおうと不動産屋は柳野を詩織の店で接待し、柳野が麻雀が好きだと知って詩織と3人でマンション麻雀へ。
並みはずれた動体視力で相手の癖と手牌を読み、バカ勝ちをした柳野は、麻雀で勝ち続けてジムを買い取ることを思いつくが・・・。

 今日麻雀なので麻雀頭にするために。
相変わらず及川奈央がエロ可愛いのでとてもよい(笑)
またそろそろ本作が監督の血肉になってきた感じで、非常に自然に盛り上がる演出で見やすく面白い。
それにしてもあそこの常連はよく毎度傀と打つ気になるな(笑)

20260913(mixi日記より)
20260917


むこうぶち 高レート裏麻雀列伝9 麻将
片岡修二監督

続けて観た。
 カメラを使った通しを見破って粉砕した傀。
それはさておき(笑)、最近中国人の3人組がそこら中で暴れていた。
彼らは鳴きまくっての早上がりで勝ちまくっており、イカサマをしている風でもないので誰も止められなかった。
研修プロのサラリーマン・藤永は日本式麻雀で闘いを挑むのがボロ負けし、リベンジを誓うもやはりボロボロに・
そんなところに傀が現れ・・・。

 8からしばらく間が空いたようで、登場人物が老けている。いつもの常連のおっさんはヒゲを生やしてダンディになっていた(笑)
そして本作よりアマゾンで無料ではなくなり、550円も取られてしまった(汗)
それはまあいいとしても、何が問題って及川奈央が出ていないのが大問題すぎる(汗)
ちゃっかり雪乃は出ている(笑)
 今回の中国麻雀式鳴き麻雀は、実際も有効な場合が多い。
ただし化夢宇留仁の今やっているルールはなしなしルールで後付ができないのと鳴きタンがないので苦しいが(汗)

20260913(mixi日記より)
20260918


殺人鬼
横溝正史著

殺人鬼
 推理作家の八代竜介は駅から吉祥寺の家に向う途中、加奈子という美しい女性から家の近くまでの同行を求められる。
またその時通りかかった男は黒い外套に黒眼鏡で脚は義足らしくびっこをひいているという不気味なもので、無理もないと思った八代は彼女を家まで送り届ける。
道中彼はまだ発覚していない殺人者がどこにでもいるというような話をして彼女を怖がらせるが、世間で騒がれている6人もの女性を殺した連続殺人鬼がさっき通りかかった男の容姿に酷似していることに気付く。
その後やはりさっきの男が彼女をつけまわしていることを知るが・・・。

 なんだかカジノ・ロワイヤルの旧映画版か筒井康隆みたいな思い切った展開に(汗)
そして結局容姿がそっくりという情報は放置されたままだが、もしかして彼は彼であれだったのか(笑)?

黒蘭姫
 閉店間際の銀座のエビス屋百貨店3階の宝石売場で、ベテラン社員の磯野アキがトイレに行っている間に新人店員の伏見順子の前に黒い外套を着て黒いヴェールを被った女が現れて万引きする。
順子の様子に気づいた3階の主任の沢井啓吉がヴェールの女を止めようとするが、なんと女は沢井を刺殺して逃げ去る。
更には同じ建物内の喫茶店で別の男が死んでいるのが発見され・・・。

 犯人はすぐにわかるが、喫茶店で死んでいた男がなにをしていたのかはわからなかった。
ちうか金田一耕助もそれをなんでわかったのかがわからなかったぞ(笑)
ちなみに本作は金田一の探偵事務所が初登場するエピソードでもある。

香水心中
 大手化粧品会社トキワ商会の女社長常盤松代から軽井沢の別荘に招かれた金田一耕助は、避暑がてら等々力警部も誘う。
ところが崖崩れで列車が不通になってしまい、松代の側近である上原省三が来るまで迎えに来ることに。
しかし状況は急変し、千ガ滝の近くの別荘で男女の心中死体が見つかり、死んでいた男の方が松代が可愛がって次期当主と目していた常盤松樹だと判明し・・・。

 香水が振りかけられている理由はすぐに予想がついたが、人間関係的にちょっと予測がつかないところがあって真相にはたどり着けなかった。
ちうかそんな立場を甘んじて受け続けるって、どうやったらそんな状況になるんだ(汗)?

百日紅の下にて
 昭和21年9月。市谷八幡の近所の坂の上で、空襲で焼け落ちた自らの屋敷の前に佇む佐伯一郎の前に、彼の友人だった川地謙三の戦友だという復員者風の男が訪れる。
男は川地はニューギニヤで戦死したが、死の直前まで昭和18年に起こったある事件について心を悩ましていたという。
男に促されて佐伯は当時のことをぽつりぽつりと話し出すが・・・。

 玉の入ったカップを素早く動かすマジックみたいな(笑)
しかしすっきりと整合性はとれており、雰囲気もあってなかなか面白かった。
ちなみに復員者風の男はもちろん金田一耕助で、獄門島に行く前にこんな寄り道をしていたのだ(笑)

 ちうわけでどれも雰囲気があってかつ全然違う内容で面白い短編集だった。
戦中戦後という雰囲気が濃厚なところも興味深いところ。

20260916(mixi日記より)
20260920


ブラス城年代記1 ブラス伯爵
マイケル・ムアコック著/井辻朱美訳

 あれから5年。ホークムーンは伯爵の地位を継いだイッセルダと結婚し、2人の子どもを儲けていた。
カマルグはかつての姿を取り戻しつつあり、フラーナ女王が統治するロンドラにおいては更なる大きな変化をとげつつあった。
しかしそんなある日、ホークムーンを裏切り者呼ばわりをする者が現れ、聞いてみればなんと沼地に現れるブラス伯爵の亡霊がそう言っているらしく・・・。

 エターナル・チャンピオンシリーズでも後期の作品だし、なんかもういろいろと無茶苦茶になっているのではないかと(笑)予想していたのだが、がっつりと「ルーンの杖秘録」の続編である上に、これまで読んだ中でも非常に骨太なストーリーで滅茶苦茶面白かった。
ネタバレになるので多くは書けないが、かつての◯◯が◯◯で◯◯なのだ(笑)!
 そしてラストがあまりにも切なすぎ、これは続きを読まないと収まらない(汗)。
このシリーズでこんなに先の展開が気になる作品に出会うとはほんとに予想外だった(笑)

20260920(mixi日記より)
20260921


ゴーストバスターズ2
アイヴァン・ライトマン監督

 あれから5年。ピーターと別れたディナ・バレットは別な男性と結婚したがシングルマザーとなって8か月の長男オスカーを育てていたが、彼を乗せたベビーカーが暴走する異常な現象に遭遇する。
ゴーストバスターズの4人はあのあと詐欺師扱いされて事務所をたたみ、それぞれ別の道を歩んでいたが、ディナの依頼で調査を開始する。
やがてそれは地下を流れるスライムの川と美術館にある16世紀の魔術師にして狂人で霊界の大魔王と恐れられたヴィーゴ大公の肖像画と関係があるのを突き止めるが・・・。

 まあまあよくできた映画なのだが、なにしろ1作目が神作品なので比べ物にはならない。
続編でよくある1作目のいいところを全部無くしてしまい、キャラクターも別人みたいになってファンが絶望するというようなことは流石にないので安心して観ることはできる。
 化夢宇留仁的に残念だったのは前作で名曲揃いだった音楽がどれもこれもイマイチレベルになってしまったのと、後半の「善のスライム」の生成過程が示されなかったところで、音楽はもう映画のよさをみんなが思っている以上に支えている要素だと思うので、ほんとにいかんともしがたい。
「善のスライム」に関しては、おそらく脚本の初期段階ではあったのだろうと思う。
その後の編集やら上映時間との兼ね合いやらで削られてしまったのではなかろうか。
確かに説明的なシーンにはなると思うのだが、このストーリーには絶対に必要だったと思う。
あとはラスボスのヴィーゴさんがやっぱり1作目のゴーザ様と比べるとあまりにもショボいというのもあると思う。
どうせだったらラスボスみたいなのは設定せずに日々のゴーストバスターズ稼業を見せるという感じで十分面白い作品になったと思うのだが。
ただし最初にも書いたが、悪くない作品で、化夢宇留仁はルイスとジャニーンがラブラブになる件などは大好きである(笑)
やはり1作目が神すぎるのだ。

20260920(mixi日記より)
20260923


ドラえもん のび太の大魔境
西牧秀夫監督

 ジャイアンとスネ夫にアフリカに残った魔境を探し出せと言われ、のび太とドラえもんは自家用衛星を打ち上げてアフリカの航空写真を撮りまくる。
またのび太は空き地で野良犬と出会い、その犬がママの無くしものを見つけたことでペコと名付けて飼うことを許される。
 いつも雲がががっており、衛星写真を撮れないことからヘビー・スモーカーズ・フォレストと呼ばれている地域もドラえもんの衛星では撮影でき、そこに巨大な石像が建っているのを発見し・・・。

 ヘビー・スモーカーズ・フォレストの解説シーンは出木杉の活躍シーンでも最も有名なのではないかと思うが、それがこの作品だったのをすっかり忘れていた(笑)
 本作はアフリカ奥地での大冒険(しかも後半はメインの秘密道具なし)という相変わらずのハードコア仕様(笑)で否が応でも盛り上がるが、いくつか気になるところも。
まずは要するにペコ(本名クンタック王子)が子どもたちをだましている(笑)わけだが、道中があまりにも危険な上に目的地が更に危険というのがあんまりすぎる気がした。あの流れで仲間意識が生じるだろうか。
また王子の持っているペンダントがあまりにも超科学なのに対し、王国の科学技術水準が低すぎるような。過去に武器の開発は禁止されたとあるので、科学技術も同様なのだと考えられはするが、例えば王宮内の秘密研究所みたいなのがあるとしても、ペンダントの技術は突出しすぎていると思う。
今回はドラマ部分の主役はジャイアンという感じなのだが、彼の心の葛藤部分が中途半端にリアリティがあって少し浮いていたようにも思った。
目的地に着いてからの状況の変化が大きすぎる上に暗すぎる内容で、おこちゃまが楽しめたかどうかが心配になったり(笑)
ラストは巨神兵か大魔神かみたいな展開になって見どころだが、大殺戮すぎてちょっとひいた(汗)
 とてもよかったのは「10人の外国人」の予言。
藤子先生らしい子供向けのSFトリックとして完成度が高いと思う。
 ちうわけで面白かったが少々アンバランスなところも目立つきがする作品だった。
藤子先生は世界観が違うと言って次回作からは監督の変更を要求したそうだが、もしかして上記の違和感を感じる部分がそうなのだろうか。
原作を読んで確かめてみる必要があるかも・・・(汗)

20260923(mixi日記より)
20260926


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